03 庄内町
セッション情報
- 開催日時
- 2024年10月24日(木)13:30~15:30
- 会場
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山形県立庄内総合高等学校 体育館
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- 内容
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- エリアセッション(90分)
- 会場観覧者とのディスカッション(30分)
- 観覧
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イベントは終了しました。
当日の様子はアーカイブ映像をご覧ください。
- その他
- 参加無料
Event Report 開催レポート
庄内総合高校の全校生徒が参加!町で活躍する先輩がずらり顔をそろえたトークセッションは、各々が町にある価値を見つめ直す時間になりました
「YAMAGATA Youth Summit2024」の第2回エリアセッションが、10月24日に庄内町で開かれました。テーマは「北楯大堰から始まる米文化 ~おいしいお米のふる里“庄内町”の魅力発信へ向けて~」。庄内町は、現代のおいしいお米の代表格である「つや姫」や「雪若丸」のルーツである水稲品種「亀の尾」が明治時代に育成された町。また、世界かんがい遺産に認定されている「北楯大堰」もあります。そのような町の資産を発信する方策について、若手農家や高校生、地域おこし協力隊、アメリカ出身のALTなど多様なメンバーが意見を交わしました。
農業の一般的なイメージとのギャップや秘められたポテンシャル、庄内町をお米でつながるテーマパークに!というアイデア、ふるさとCM大賞グランプリ受賞の裏側、協力隊で沖縄から移住した女性を今なおとどまらせる庄内町の魅力、欧米を中心にニーズが高まる「グルテンフリー」をキーワードに広がるお米の活用法…。セッションでは、町の人が知らない魅力がこの町にはまだまだ多く残されており、まずは地元の人がその価値を知り伝えていく連鎖を広げていくことが大切との総括がなされました。
義経や芭蕉の歴史や伝説があることを町に来て初めて知り驚いたという玉越さん。今はガイドとして“驚きの連鎖”を広げています。
庄内町の魅力をPRするためには、今回制作したCMのような分かりやすいショート動画が効果的なのではと語る庄内総合高校の3人。
農閑期には海外に行けるし、自分で経営計画を立てられる。時間のメリハリを付けて自分で計画して働きたい人に、農業はお勧めの職業だと話す佐藤さん。
商品開発を通じて町の魅力の“最大化”を図っている伊計さん。そのベースには、農業や町の美しい田んぼを残したいという強い思いがありました。
春、田んぼに水が張られ鏡のように空を映す風景はまさに絶景!とサラさん。グルテンフリーをキーワードに、お米の持つ魅力と可能性を海外からの視点で語ってくれました。
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Regional Forum エリアセッション
~おいしいお米のふる里“庄内町”の魅力発信へ向けて~
登壇者紹介
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パネリスト庄内町地域おこし協力隊(ヒストリアキュレーター)
玉越 宏 さん
Hiroshi Tamakoshi1975年生まれ。兵庫県姫路市出身。専門学校卒業後、地域密着の旅行会社に就職。添乗員からツアー企画、団体セールスなど経験した後、海外旅行専門の旅行会社に転職。国際航空券の発券やマーケティング、サイト運営を担当する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2019年にビジネスホテルのフロント係に転職。2021年12月より庄内町地域おこし協力隊に着任する。現在はヒストリアキュレーターとして、地域の歴史や文化遺産を活かし、住民のみなさんと一緒に地域の活性化を目指して活動。清川歴史公園では「歴史の里きよかわ」を発信する歴史講座などイベントの企画・運営に携わる。今年7月開催した北楯大堰を歩くフットパスではガイド役も務めた。月山マイスター初級。きよかわ観光ガイドの会に参加。
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パネリスト山形県立庄内総合高等学校 総合学科3年
横瀬 優衣 さん、佐藤 結月 さん、鈴木 李乃 さん
Yui Yokose , Yuzuki Sato , Rino Suzuki庄内総合高校では町の魅力発信へ向けて令和4年度から山形ふるさとCM大賞へ出展するため、動画制作に挑戦。昨年は、かっぱ伝説に着目して美味しいお米のルーツである庄内町の食をPRしていこうと作品を作り上げ、見事庄内町初となるグランプリを受賞。地域との繋がりを深めるため、毎年授業や放課後の時間を活用して地元の方々との交流も行っており、庄内町を盛り上げる活動に積極的に取り組んでいる。
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パネリストU米MON株式会社代表 / MOKKEHOUSEオーナー
佐藤 裕太 さん
Yuta Sato1993年生まれ。旧余目町出身。地元予備校浪人生時代に庄内の魅力に触れ、農業を通じた地域活性化を夢見るように。山大農学部卒業。令和元年に祖父より経営移譲され、就農6年目。在学中「世界青年の船」の参加やバックパックの経験を活かし、空き家を改修してゲストハウス「MOKKEHOUSE」を開業。水稲・大豆を中心に花卉野菜など、複合的に約30haの農業経営へ研修生を受け入れながら行う傍ら、国内外から年間約200名の宿泊者を受け入れている。現在では保育園留学事業の受入宿としても活動し、自身の子育て経験を踏まえながら、町の交流人口拡大と地域経済の活性化に寄与したいと考えている。山形県若者サポーター、地元消防団、農協青年部、JC参加など。
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パネリスト庄内町新産業創造協議会 6次産業化支援員
伊計 麻衣子 さん
Maiko Ikei1987年生まれ。沖縄県出身。2018年に地域おこし協力隊として庄内町に着任し、任期終了後も庄内町に居住。町内にある2カ所の共同利用加工場を管理しながら、6次産業化を目指す方の商品開発サポートを行っている。また、2022年度から新たに町で取組んでいる「山形庄内かめこめプロジェクト」では、PR担当として専門家のブランディング指導を受けながら、町内事業者と商品開発を進め、「おいしいお米のルーツ 亀の尾が生まれた庄内町」の周知に努めている。
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パネリスト庄内町教育委員会外国語指導助手(ALT)
ハイニー サラ ミチコさん
Sara Michiko Heinyアメリカ出身の日系人。10歳頃親戚に会う為初めて来日。2017年コロンビア大学のバーナード・カレッジを卒業後、東京での和楽器のメンター・プロテジェプログラムに参加。アメリカに帰国後は、4年間ニューヨーク市に住み、グローバル広告会社に勤務しながら、独学で日本語を学び、2021年10月から庄内町教育委員会の外国語指導助手(JETプログラム)として働いている。趣味は和太鼓、登山、料理。
1993年山形生まれ。日大山形高校を卒業後アメリカ、ワシントン大学へ留学。個人事業主向けのコンサルティングを経て、法人向けブランド戦略コンサルティングを展開。現在は中小企業を中心に、唯一無二の価値を発見し言語化するミッション・ビジョンの策定や理念浸透などの社内向け施策から、WEBサイト、広告、新規事業開発、採用などに関連した外向け施策までトータル的なブランド戦略を手掛ける。
山形県米沢市生まれ、川西町育ち。現在、長井市在住。米沢女子高等学校九里学園在学時(1991年)にアメリカ・カリフォルニア州グレンドラハイスクールに編入留学アメリカ・カリフォルニア州シトラスカレッジに進学。LAの旅行会社勤務・タレント活動を経験ののち、1998年に帰国。ラジオDJ、CMなどのナレーション、ラウンジDJ、司会(英語と日本語の二か国語も可能)、テレビのレポーター(YBC山形放送・TUY・SAYさくらんぼテレビ)雑誌モデル(美STORY)、通訳、やまがた舞子や保育園の英語講師などで活動中。山形県教育委員会「プロフェッショナルに学ぶ」の講師の一人。