04 朝日町
セッション情報
- 開催日時
- 2023年12月3日(日)午後2時~午後4時
- 会場
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秋葉山交遊館ホール
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- 観覧
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イベントは終了しました。
当日の様子はアーカイブ映像をご覧ください。
- その他
- 参加無料
Event Report 開催レポート
朝日町秋葉山交遊館ホールで行われたエリアセッション。ディスカッションの模様はオンラインでライブ配信されました
「YAMAGATA Youth Summit2023」の3回目のエリアセッションが12月3日、朝日町で開かれました。会場となった秋葉山交遊館ホールは、町の北部地区の交流拠点施設で、木質を生かした外観と三角屋根が印象的な建物です。
朝日町はりんごやワインといった特産品に加え、世界で初めての空気をまつる「空気神社」があることで知られています。特にりんごは、従来の常識を覆す栽培方法である「無袋ふじ」発祥の地。そのおいしさは全国にファンを持ち、秋になると町内の道の駅や販売所に、りんごを買い求める人の長い行列ができるのはおなじみの光景です。また朝日町は2014~15年の2年間、「朝日町ブランディングプロジェクト」に取り組むなどブランド化への意識が高く、その挑戦は若い世代にも受け継がれています。
「“セカイを照らせ”あさひまち!~地域の魅力を伝えるシティプロモーション」と題したセッションには、総務省地域力創造アドバイザーで、着ぐるみキャラクター「桃色ウサヒ」の中の人でもおなじみ佐藤恒平さんをアドバイザーに、インバウンドに取り組む海外出身者、アーティストやデザイナーなど朝日町にゆかりのある若者がパネリストとして登場。「朝日町をどのように発信しているか?」「世界から、朝日町はどう見えている?」「プロモーションをする際、どんな工夫をしている?」などをテーマにディスカッションを繰り広げました。
既に一緒に仕事をしていて知り合いだったり、それぞれ共感しあう部分も多いパネリストたちは「一人一人が山形への思いが強いこのメンバーで組んだら、何か面白いものがつくれそう!」と意気投合。「外へのPRも大切だが、まずはその地域の“中の人”が本気で楽しむことが大事。さらには“外の人”に発信してもらうため、その土地の特徴あるコトを体験してもらい、知ってもらう。その積み重ねがシティプロモーションにつながっていく」というまとめがなされました。
歓迎のあいさつを述べる鈴木浩幸町長。この町に住むことに誇りを持てる、オンリーワンの町づくりを展開しています
アドバイザーの佐藤恒平さん。ウサヒを通したPRで心掛けているのは「等身大のプロモーション」。「朝日町は最高!とアピールした結果、『来てみてがっかり』となるのは避けたい」
台湾出身の林(リン)さん。「何回か来日しゴールデンルートに飽きた台湾の人は地方に興味を持ち、地元の人との交流や、雪かきなどの生活体験を求めています」
ワインの生産に携わる傍ら、大人が楽しむコミュニティー団体「バッキラ」の一員でもある長岡優さん。「大人が全力で楽しまないと、子供たちに地元の良さが伝わらない」
去年8月、関東から地元に戻ったHAWKER 9さん。「来年10周年。山形でミュージックビデオを撮影し、ここ山形なの?って思わせたい。山形を知ってもらうことで故郷に貢献したい」
インフルエンサーでもあるHalubeさん。「山形って、手が付けられていないことが多いから“やったもん勝ち”。一回外に出て、戻ってくる人が増えたらもっと面白い場所になる」
アメリカからの修学旅行の受け入れなどを行っているセーラさん。「山形は若者が県外に出てしまうけど、海外の人がたくさん山形に来る様子を見て、地元の価値を感じてほしい」
ファシリテーターを務めた三浦拳さん。海外の人などにどう自分の街をプロモーションしていくか。その鍵は地元の人が地元を楽しむことにあるーとディスカッションを総括
ディスカッションの後は交流会が行われ、参加者が車座になって意見交換。ここから新たな出会いや気づきが広がっていきました
YouTube Live YouTubeライブ配信
来場またはオンラインにて参加いただいた皆様はアンケートのご協力をお願いいたします。
Regional Forum エリアセッション
~地域の魅力を伝えるシティプロモーション~
登壇者紹介
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アドバイザー地域振興サポート会社 まよひが企画代表 / 総務省地域力創造アドバイザー
佐藤 恒平 さん
Kohei Sato昭和59年生まれ福島県出身。東北芸術工科大学大学院デザイン工学専攻修了。
平成22年に地域おこし協力隊の2期生として山形県朝日町情報交流アドバイザーに就任。大学時代から行っていた地域振興研究のひとつである「無個性着ぐるみを使った、地域おこしがしやすい地域づくり」の実践として、着ぐるみキャラクター「桃色ウサヒ」による町のPR活動をスタート。
協力隊卒業後も、地域振興サポート会社「まよひが企画(マヨイガキカク)」を町内で開業し、ゲストハウス松本亭の立ち上げや、ふるさと納税、地域学校教育などの分野で実験的な手法による地域振興プロジェクトを推進している。 -
パネリスト朝日町地域おこし協力隊
林 以真(リン イシン) さん
Lin Yichen1989年台湾台中市生まれ 嶺東大学WEBデザイン学科専攻卒。
日本の神話と歴史を通じ文化や日本語に深く興味を持ち、何度も訪日。その経験を活かし台湾の旅行会社に務め、日本各地の観光地を回る。その頃、どの観光地も似たようなツアーであること、各地域に色々な魅力があるはずだが、そこに暮らす人には当たり前になってしまっていることに気づく。自身が感じる地域の魅力を観光商品へ発展させていきたいと思い朝日町のインバウンド推進員に応募。
現在、朝日町インバウンド推進員として町の観光資源を取材しブログやfacebook、ホームページなどで情報を発信。SNSを活かして、台湾はじめ海外との交流機会を創出。 -
パネリスト朝日町ワイン
長岡 優 さん
Yu Nagaoka1994年⼭形県朝⽇町⽣まれ。私⽴⼭本学園⾼等学校卒業後、茨城県私⽴流通経済⼤学法学部ビジネス法学科卒業。
その後、ブドウの栽培から醸造まで⼿掛ける地元企業、朝⽇町ワインへ⼊社。
プライベートでは⼤⼈が楽しむコミュニティー団体「バッキラ」に所属し地域イベントなどを盛り上げている。
また、朝⽇町宮宿剣道スポーツ少年団で⼦供達に剣道を指導。 -
パネリストアーティスト
HAWKER 9(ホーカーナイン) さん
1996年山形県山形市出まれ。山形県立山形工業高校卒業。
18歳でデビューし、ReggaeやR&Bを融合した新たなポップミュージックスタイルで老若男女、幅広い層から支持を得る実力派シンガー。
2023年4月、「FIRST NIGHT」がさくらんぼテレビ “やまがたチョイす” のエンディングソングに決定。
ニューヨーク留学の経験から、歌手の傍ら英会話講師もしている。
〈代表作〉「ラフランス」、「スノーモンスター」(iTunesレゲエチャート日本&台湾1位)、「負けたくない」(iTunesレゲエチャート1位) -
パネリストデザイナー
Halube さん
1995年1月生まれ、山形県山形市出身。
幼稚園から大学まで山形の学校へ通う生粋の山形人。
コロナ禍をきっかけに山形の魅力発信に力を入れ、本業のデザイナー・クリエイター目線でのSNSを活用した活動をInstagram、YouTubeを中心に行っている。
冬は蔵王温泉スキー場スポーツ大使として冬の山形の魅力発信に力を入れている。 -
パネリスト山新観光インバウンド促進担当
ディーン セーラ さん
Sarah Dean2019年アメリカ西ワシントン大学日本語学科専攻卒。
14歳、アメリカの高校の吹奏楽部の音楽交流プログラムを通じ、初めて日本に滞在し、日本文化や日本語に深く興味を持った。翌年、名古屋愛知商業高校へ1年留学し、独学で日本語を勉強。その後東京成蹊大学への留学。2019年から山形県長井市国際交流員(JETプログラム)を経て、2023年4月から現在、山新観光インバウンド促進担当として務める。趣味・興味は、旅行、温泉巡り、ラジオ出演、農家レストラン、ボランティア。
1993年山形生まれ。日大山形高校を卒業後アメリカ、ワシントン大学へ留学。個人事業主向けのコンサルティングを経て、法人向けブランド戦略コンサルティングを展開。現在は中小企業を中心に、唯一無二の価値を発見し言語化するミッション・ビジョンの策定や理念浸透などの社内向け施策から、WEBサイト、広告、新規事業開発、採用などに関連した外向け施策までトータル的なブランド戦略を手掛ける。
1974年12月28日山形県米沢市生まれ、川西町育ち。現在、長井市在住。米沢女子高等学校九里学園在学時(1991年)にアメリカ・カリフォルニア州グレンドラハイスクールに編入留学アメリカ・カリフォルニア州シトラスカレッジに進学。LAの旅行会社勤務・タレント活動を経験ののち、1998年に帰国
ラジオDJ、CMなどのナレーション、ラウンジDJ、司会(英語と日本語の二か国語も可能)、テレビのレポーター(YBC山形放送・TUY・SAYさくらんぼテレビ)雑誌モデル(美STORY)、通訳、やまがた舞子や保育園の英語講師などで活動中。山形県教育委員会「プロフェッショナルに学ぶ」の講師の一人。